報道関係者各位
プレスリリース
2019/11/25
Fridays For Future 国内有志
グローバル気候マーチ賛同団体有志
11月29日、気候危機への緊急対策を求め
日本全国24都市で若者主導の気候マーチを再び開催COP25・ブラックフライデーに向け世界一斉アクションを呼び掛け
気候変動の危機に深刻な懸念を持つ国内各地の子ども・若者・市民の有志は、9月に引き続き、今月11月29日(金)に日本全国24都市で「グローバル気候マーチ(Global Climate Strike)」を実施します。
11月29日は、スペイン・マドリードで開催されるCOP25直前の金曜日、また、大量生産・大量消費社会の象徴でもあるブラックフライデーです。これに合わせて、国内各地の子ども・若者・市民・NGOの有志が、気候危機の解決を訴えるために声を上げ、マーチや関連イベントを行います。全国各地で連帯し、11月25日現在、24都市で企画が登録されており、その数はどんどん増えています。昨年8月にたった一人で学校ストライキを始め、先の国連気候サミットにおけるスピーチで大きな注目を集めたグレタ・トゥーンベリさんを筆頭に、世界で何百万もの人々が一斉に立ち上がります。
私たちは今回の日本でのマーチにおいて、3つの目標を掲げます。まず、1) マーチを通じて気候変動や温暖化が危機的な状況にあることを、つまり、「危機を危機として認識」するよう、行政や市民に広く呼びかけます。次に、2) その影響をより強く受けるのが途上国に住む貧しい人や現在の子供や若者の世代であり、その不公平さを是正するために、気候正義の概念を広めます。そして、3) 政府や地方自治体に具体的で中身のある対策を求めること、つまり、パリ協定の1.5度目標に整合し、2030年に二酸化炭素を45%以上削減(2010年度比)へ向けたロードマップの早期作成への努力の表明としての、気候非常事態宣言の宣言を求めていきます。(詳しくはこちらをご覧ください。https://ja.globalclimatestrike.net/1129goal/ )
今年7月の猛暑や台風15・19号に見られるように、気候危機の被害は日本でも顕著に体験されています。一方で、重要な知識・情報を広く拡散、共有するべきメディアや教育機関の不十分な対応や、政府の民意を無視した環境破壊に対する無規制を私たちは直視し、「次の世代が大切だ、地球が大切だ」と言いながら、そのための具体的な行動を取らない大人の欺瞞を私たちは見抜いています。
選挙権、被選挙権が与えられない私たち若者世代は、自分たちに課された気候非常事態と私たちの未来を変えるべく11月29日、世代を超えた多くの仲間とともに、再度、私たちの思いを行動で示します。
名称 | グローバル気候マーチ(英語名称:Global Climate Strike) |
開催日 | 2019年11月29日(金)※開催時間は都市によって異なります |
開催地
(予定) |
岩手、福島、栃木、東京、神奈川、新潟、長野、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、島根、岡山、広島、愛媛、高知、福岡、熊本、大分,、沖縄(開催地は増加中) |
主催 | Fridays For Futureに参加する子ども・若者・市民の有志 |
問合せ | globalkikomarch@gmail.com |
◆各地で気候マーチを企画しているメンバーのコメント
Fridays For Future Nasu(栃木県・19歳)益子実香
「異常気象が世界各地で頻発し、日本でも台風の被害を受けて今なお苦しんでいる人がたくさんいます。そのような現状を前にしてこれ以上見て見ぬ振りはできません。気候危機を止めない限り、私たちの世代には明るい未来が残されていません。だから、多くの人と一緒にマーチをして認識から変えていきたいです。」
Fridays for Future Hiroshima (広島県・18歳)奥野華子
「気候変動に対して不安を抱かず希望を持って平和に暮らせる未来を求めて広島でもマーチを開催します。これ以上気候変動による被害を増やす訳にはいきません。平和都市ヒロシマだからこそ発信出来るメッセージを私達なりに発信します。」
Fridays for Future Shizuoka(静岡県)神澤清
「私たちの未来は私たちで守る。「気候危機」が人類に迫っている今、私たちは声をあげるべきだ。今、何もしなくて後で後悔なんてしたくはない。国、市民ともに、もっと意識を強め、行動を変えていくために、我々Fridays for Future静岡は世界の同士と共に声をあげます」
Fridays For Future Kagoshima(鹿児島県・19歳)りん
「僕は鹿児島が大好きです!でも、地球はいま悲鳴をあげています。僕達にできることってなんだろう?ひとりひとりが今日からでも、今からでもできることをやりましょう!子や孫と共に美しい桜島を見るために。」
Fridays For Future Nagoya(愛知県・18歳)中村涼夏
「日常とはなんでしょうか?何気なく過ごす日々…。そんな毎日はいつまで続くのでしょう。今現在地球では気候変動を始め、たくさんの環境問題を抱えています。そんな問題と真摯に向き合い、私たちと『マーチ』という形で共に第一歩を踏み出してみませんか?」
◆各地のマーチ企画状況(11月25日現在)
Update 11月25日