マーチ・関連イベント
企画ガイド

 

 

職場で気候マーチを企画する

ステップ1:アクション、スタート

職場のランチタイムでミーティングを開いたり、ニュースレター、掲示板、メールリストを使って、グローバル#ClimateStrike(気候マーチ)に関する情報を共有しましょう。

あなたと同僚がマーチや関連アクションに参加のためのアイデアを出し合い、実際にやってみたい内容を一緒に話し合って決めます。

あなたが熱意をもって色々な人に話をすれば、それはインスピレーションとなって友人や同僚にも伝わり、きっと誰かは、一緒にやろうと言ってくれるはずです。。 また、Fridays For Future など、気候変動に関する活動ををしている地域の学生たちを職場に招いて、スピーチや交流の場を設け、イベントの準備に関わってもらうのも一案です。グローバル気候マーチのウェブサイトを通して、連絡してみましょう。

ステップ2:イベント案や対策を上司に提示

企画の原案が整ったら、必要であれば、ぜひ上司・勤務先にそれを伝えてみてください。世界中で行われているマーチや関連アクションは、今まで通りの経済活動を継続する傾向を打破し、気候変動の危機が間近にあることを政治家に伝え、対応させるという目的があります。そのために、職場全体で一緒にマーチに参加をしたり、関連アクションができれば、理想的ですが、最初の一歩としてハードルが高ければ、昼休みに何かをしたり、正式に有給、半休をとってアクションをするのが良いかもしれません。

ステップ3:(職場全体で企画した場合)上司・勤務先の支持を告知

従業員の参加に対して上司から支持・許可をもらえたら、社内ニュースレター、メール、HP、ソーシャルメディア・チャンネルなどを使って、その旨を職場全体に報知するようお願いします。

社内各所にポスターを貼り、フライヤーを配布 します。 同僚たちにも、各自のネットワークで同じように広報するよう働きかけてください。

#climatestrikeを使ってセルフィーやグループフォトをソーシャルメディアに投稿し、あなたの勤務先も気候マーチに参加することを学生グループに知らせると同時に、他の企業にも賛同を呼びかけましょう。

 

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Unions meeting about how they can support the September 20 Climate Strike #schoolstrike4climate #climatestrike

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気候マーチに関して、働く人々にできること

労働者の権利や労働法は、国や地域ごとに大幅に異なり、誰もが気候マーチのような活動や組合に参加できるわけではありません。 甚だしく不公平な今の世の中では、1日たりとも仕事を休めない人もいれば、休もうとしただけで解雇するような上司の下で働く人もいます。

また、休むことのできない職種もあります。 例えば、救急医療に携わる医師たちは、急患の人々を救うという使命があります。 けれど、私たちの多くは、仕事を24時間放置しても何とかなるはずです。

9月20日も出勤予定、でも気候マーチに貢献したいという意志があれば、参加の手段は数多くあります。

職場のみんなで短い時間の参加を企画

職場である程度の数の同僚たちから賛同を得られたら、所定の時刻に一同で職場を離れ、屋外に集結して、地域内で実施されている気候マーチ関連イベントに参加するというアイデアがあります。 写真を撮ってシェアし、あなたの職種や業界をビジュアルに表す創意工夫をしてください。

 

研修・検討会を企画

9月の気候マーチに合わせて、気候変動の危機と、それが自社や業界に及ぼす影響について、社内で研修・検討会を開くことを上司に提案してみませんか。 研修の一環として、全員で地域内の#ClimateStrikeイベントに参加することも提案してみてください。

 

職場でSNSアクションなどを企画

例えば、同僚たちを募って、気候マーチグループとの団結を示す簡単なイベントを職場で開催し、そのイベントの意義と意識高揚の大切さを示すプラカードなどをバックにセルフィーを撮り、ソーシャルメディアに投稿してはいかがでしょう。

全員で、団結を示すバッジ やアームバンドを付けるのも効果的です。 また、世界では、(気候危機に)「警報を発する」という意味で、轟音を立てる、あるいは徹底したサイレント状態にする、なども実施されています。参考に、色々な案を検討してみてください。 既存の考えに囚われずに、ご自分の仕事と気候変動危機との相関性について考え、ハッシュタグを利用して、世界中で同種の仕事に就く#ClimateStrike関連イベント主催者たちとつながりましょう。

正式な休暇届けを出して参加

正式な休暇届けを事前に出して、同僚にもあなたの例に傚うように促します。 休暇を願い出るにあたり、その意図が、気候変動の危機が及ぼすインパクトについて、職場での意識を高めるために、あなたや同じ思いの同僚が相当な覚悟で実行するものであることを、上司や会社に伝えられるとよりインパクトのある行動になります。

 

ランチタイムを延長

丸一日の休暇が無理なら、昼休みを利用して、同僚たちと一緒に#ClimateStrikeに参加してはいかがでしょう。9月20日のランチタイムには、グローバル気候マーチ関連イベントが各地で開催されているかもしれません。。 昼休みを長くとる代わりに、当日は早めに出勤し、遅くまで働くなどの工夫も提案してみてください。

 

職場として参加を決議

社員の責任は一切問わず、社員が1日仕事を休んで#ClimateStrike関連イベントに参加することを、既に許可し、それを公表している会社もあります。 その例に倣うことを、同僚たちと一緒に上司や会社側に働きかけ、そのリーダーシップを広く知ってもらうために告知するように提案してみましょう。 その一例として、オーストラリアのシドニー工科大学(University of Technology Sydney)で提議された内容をご参照ください。

#ClimateStrike関連イベントに参加するなど、今こそ行動のときです。ご自身の法的立場をはじめ、何かご不明・ご心配な点があれば、組合にご相談ください。

質問、ご相談がある方は、globalkikomarch@gmail.com までご連絡ください。

 

地域で気候マーチを企画する

 

Fridays For Future など地域で活動する若者たちとの協力が第一

地域でグローバル気候マーチの企画をスタートする前に、既存または新生の若者たちのストライキグループや他の気候対策グループを調べ、連絡をとり、9月に向けて共同企画することを目指してください。 このムーブメントの先駆者たる若者たちから学び、どのように大人も参加できるか相談してください。。

気候マーチを先導する若者たちと連絡を取るには、 #FridaysForFutureプラットフォームを使う、知り合いの若者に問い合わせる、またはソーシャルメディアで検索するなどの方法があります。(これらを使っても難しかった場合は、globalkikomarch@gmail.comまでご連絡ください。)

既に気候マーチ関連イベントを企画しているならば、そのイベントや会議にFridays For Futureなどの活動に関わる若者を招待して話をしてもらいましょう。 あるいは、あなたのグループのメールリストへ、若者たちから直接メッセージを送信してもらうのも効果的です。

今回初めてこのようなイベントを企画するのであれば、気候変動対策を求め活動する若者たちに、どうすれば役に立てるかを聞くことから始めましょう。 今から9月までの期間にさらに賛同者を増やしていくために何をすべきかを、知り合いの若者たちや大人たちと話し合うことも大切です。

実際にどんな風に彼らの活動をサポートできるでしょうか? 例えば、集会の場を提供できますか? イベントのための許可の取得を手伝えますか? アートサプライの調達は? 無料の広報はどうでしょう?

ステップ1:企画チームを結成

これは、あなた一人でできることではありません。 地域の住民全員を力づけるような重大なイベントにするためには、まず必要な人脈、スキル、情熱を持つ人々でコアチームを作る必要があります。

企画チームの構造と役割をはっきりさせておけば、効果的に作業を進め、起こりがちな諍いの素をあらかじめ断つことができます。

Fridays For Future noような活動をしている若者たちは言うまでもなく、他のパートナー団体メンバーも企画チームに入ってもらうと良いでしょう。 最高にパワフルな一日を実現するには、社会の様々な環境や背景の人々が一丸となって協力する必要があります。

地域内のどのグループが協力してくれそうですか? 宗教関係の団体、地元のスポーツチーム、労働組合、大学、アート協同組合、地域の事業団体などで、どこが有力でしょうか?

どのように共同作業をして、どのようにコミュニケーションを取るのが効率的でしょう? 実際に顔を合わせて話し合う頻度はどれぐらいが良いでしょう?もちろん都合が合わない場合は、ビデオ通話で会議に参加することもできます。

LINEグループやメールリストを始め、通常の会合も計画し、それぞれの担当者を考えましょう。

リソース:

気候変動レジスタンスハンドブック

グループの構造作り

役割分担

ステップ2:地域住民に参加を呼びかける

あなたの気候マーチ関連イベントの計画が整い、時間と場所が決まったら、 気候マーチ関連イベント として登録し、参加者を募りましょう。

構想は大きく。 集めたい人数の目標を設定します。 地元の宗教関係の団体、市町会議員、地元のメディアや事業体など、一度に大勢の人々に働きかけができるようなグループを3つ特定して、優先的に参加を要請します。

新たな参加者全員に、人集めを手伝ってもらい、ボランティアへの必要物資の提供など、ボランティア支援をお願いします。

参加者募集方法の例:

その他にも様々な方法でイベント情報を広めてください。.

ステップ3:きちんと整理しながら企画

「to-do」リストを作成して、気候マーチ関連イベントを成功させるために必要な事項を書き出します。 関係者全員とそのリストを共有し、ボランティアを招いて、作業をボランティアと作業グループに分担してください。

代表的な作業項目:

  • グループの調整:会合やボランティア支援など
  • パートナーシップや提携の構築:普及と連携
  • 物資:フライヤー、ポスター、バナー、記名用紙
  • イベントの計画:ロジスティクス、許可申請、プログラム作成
  • コミュニケーション:メールリストの申し込み、ソーシャルメディア
  • メディア:プレスリリース、インタビュー、広報担当者
  • マルチメディア:写真、ビデオ
  • フォローアップ:イベント、メール

最後はいよいよグローバル気候マーチ当日に、人々の参加を促すのみです。

あなたご自身やパートナー団体が後日フォローアップイベントを企画した場合に備え、当日忘れずに、記名用紙とフライヤーを参加者に配布してください。

このグローバル気候マーチ(#ClimateStrike)関連イベントにより、あなたのコミュニティ内で、気候変動問題への新たなエネルギー、弾み、関心が生まれます。 9月以降のご自身への負担を軽減するため、これを機会に、企画やボランティアの新メンバーをしっかり取り込み、地元キャンペーンやグループを持続させる地盤を確保しましょう。

気候マーチに関して地域でできること

 

マーチ

気候変動に関するムーブメントを大きく活発に展開できる地域では、町の中心地から庁舎まで大規模なマーチを企画してはいかがでしょうか。 大勢の参加があれば、マーチは抗議のメッセージを町の隅々(そしてマスメディア)まで届ける有効な手段となります。 マーチは、ある程度の騒音を伴い、平常に混乱を招き、人々に一種のショックを与えることから、誰もがデモの主張と要求に耳を傾けざるを得ません。

バナーやプラカードなど、メッセージを明確に伝えるビジュアルなツールを有効に利用してください。

屋外集会

マーチ同様、屋外集会も公共の場を使って大々的にメッセージを伝える手段の1つです。 集会も、大声で訴えかけ、空間を短時間占有し、日常の生活に一石を投じます。特にビジネス街や繁華街などで実行した場合にその効果が顕著です。 集会では、マーチほどの動員数がなくても、相当なインパクトを実現できるかもしれません。

決起集会では、まず集まった大勢の人々を盛り上げます(誰もがここぞとばかりに喚声をあげるでしょう)。そして、あなたの主張のニュアンスを説明し、さらに気候マーチの先駆である若者たちや他のパートナー団体にも、メッセージを伝達してもらいます。 決起集会+マーチ=パワーアップ!

団結を示す写真でのアクション

あなたの地域やグループが比較的小さい場合、グローバル気候マーチ(#ClimateStrike)への支持と団結力を写真で表してはいかがでしょうか。

このアクションは、どの都市、町、職場、コミュニティかを識別できるような場所を選んで実行すると効果的です(例:市庁や公会堂、有名な橋やスカイラインなど)。

簡単に素早く企画できるこの種のアクションでは、バナードロップや、程よくまとまった集会など、選んだ場所に適した温和なアクションを展開して、当日世界各地で街頭を埋める数百万人の群衆との団結を表明してください。 バナー、プラカード、小道具など、クリエイティブでビジュアルなツールを有効に利用してメッセージを届けましょう!