9月 12, 2019

グローバル気候マーチ 117ヵ国で実行予定

プレスリリース

201996

 

グローバル気候マーチ
117ヵ国で実行予定

 

  •     世界中でグローバル気候マーチが展開される9月20日まで残すところ後2週間。現在までに2,500以上のイベントが登録されています。

 

  •     数多くの気候ストライキ参加者が、グローバル気候マーチ期間中、特に今年9月にニューヨークで開かれるUNSGサミットに合わせて、アクションを起こすことを確約しており、世界中で気候ストライキの機が熟してきていると言えます。

 

  •     Fridays for Futureなど草の根グループから、NGO、組合、事業体、科学者、教員、宗教関係者、セレブまで幅広い層が協力し合い、街頭に出て、気候変動による環境破壊への緊急対策を要求する予定です。

 

 

Fridays for the Futureからのメッセージ: 「グローバル気候マーチはすぐ間近に迫っています。 気候変動の危機に向き合い、より良い世界を築くために必要な改革を実施できる時間枠は刻々と失われつつあります。  若者たちは、大人たちも彼らと共に立ち上がり、クライメートジャスティス(気候の公平性)を求める活動を支援してほしいと呼びかけてきました。 今こそ、その呼びかけに応える時です。」

 

歌手のビリー・アイリッシュは今週発売の新曲の中で、人々にグローバル気候マーチへの参加を呼びかけています。

 

「私たちの地球では、かつてなかった速度で温暖化が進み、海面は上昇し、野生動植物の生活環境は甚だしく劣化し、森林は火の海と化しつつあります。そうした事態について、今まさに世界中で何百万もの人々が国の指導者に注意を喚起しているのです。 今年9月23日には、こうした問題への取り組みを議論するため、国連の気候行動サミットが開催される予定です。 一刻の猶予もなりません。 9月20日と27日の金曜日には、全員が希望や要望を声に出して伝えるチャンスです。 ぜひ街頭に出て行動しましょう!」 ビリー・アイリッシュ

 

グローバル気候マーチに前後して様々なイベントが開催されますが、その1つは9月18日-19日にニューヨークで、有力な市民組織と国連の人権事務局との主催で行われるThe Peoples’ Summit on Climate and the Rights and Human Survival(気候と人権と生存に関する世界市民サミット)で、これは気候変動問題を人権の観点から話し合う世界初のサミットとなります。

 

「気候崩壊は、私たちが直面する最大の人権問題の1つです。 「気候崩壊」に立ち向かうということは、「温室効果ガス排出を削減する」あるいは「科学的事実に基づき取り組む」といった以上の意味があります。それは、全ての人々にとって公平かつ持続可能な世界を実現するための闘いなのです。 何よりもまず、化石燃料を段階的に廃止し、実質的で持続可能な解決策を策定し、気候変動の危機の矢面に立たされている地域を優先的に救済する必要があります。メイ・ボーブ、350.org事務局長

 

この期間中、世界で初めてグローバル規模での意図的なブラックアウト(機能停止)も試みられる予定で、数多くの団体や企業が、従来通りの経済活動を一旦止め、それぞれのウェブサイトをシャットダウンして、代わりにグローバル気候マーチのウェブサイトにビジターをリダイレクトします。 .

 

9月20日当日、ニューヨークでの気候マーチの先頭に立つのはグレタ・トゥーンベリさんをはじめとする若者たち。グレタさんはUNSGに出席するため既にニューヨーク市に到着しています。 世界各国の指導者たちが一堂に会す9月23日の国連気候サミットは、 パリ協定を履行するための実質的な行動を急速に行い、気候変動の課題に対処することを目的としており、この一週間に及ぶ気候マーチと関連イベントも、同サミットに軸足を置いて実施されます。

 

国連の会議で気候崩壊に対する緊急行動が議論される、まさに同じ日、同じくニューヨークでは、石油・ガス会社CEOらのグローバル会議が開かれる予定で、活動家たちの視線と関心はその会議に集まっています。

 

グレタ・トゥーンベリさんというティーンエイジャーに触発された気候マーチ・学校ストライキのムーブメントは、過去12ヶ月のうちに世界各地に急速に広まりました。 ムーブメント参加者たちは、各国政府が奮起して気候崩壊の大惨事を未然に防ぐために緊急に行動すること、そしてクライメートジャスティスと公平さを核とする未来を確保するために、化石燃料からの脱却と持続可能な再生可能エネルギーへの切り替えを進めることを求めているのです。

 

世界からの賛同・支持の声

 

「国連会議の場で、私たちの信念がきちんと代弁されるように、採決では、出席者の挙手の指先にまで私たちのビジョンがしっかり届くように、そしてまた、若者たち、労働者、一般の人々のパワーをその場に感じさせるために、私たちはストライキという行動に出るのです。」 エヴァン・メネセス、School Strike for Climate Australia(オーストラリアの「気候のための学校ストライキ」)

 

「素性や背景の異なる人々を一人でも多く団結させ、気候変動問題に取り組んでもらえるように、ストライキの主催を手伝っています。」サビラ・マフムド、Sunrise Movement US(米国のサンライズ運動)主催者.

 

気候変動の危機は人為的な問題で、私たち全員を脅かします。 グローバルムーブメントを立ち上げ私たちにインスピレーションをくれたのは若い活動家たち。パタゴニアは、人類と地球のために今すぐ断固たるアクションに出ることを呼びかけます。 9月20日(金)、私たちは店舗もオフィスも出て、若い活動家たちとストライキを断行し、政府に行動を求める覚悟です。 気候変動を否定する人たちに国事を預けるわけにはいきません。彼らの無行動のせいで、私たちは死滅しつつるのですから。 民間企業でも一般人でも、地球と人類の運命を憂うなら、是非私たちと行動を共にしましょう。」ローズ・マーカリオ、パタゴニアCEO.

 

信仰心のある者として、愛、思いやり、公正さを信じています。だから、このストライキに参加することもその信条の延長として当然です。闇夜の後に日が昇るのと同じくらい当然のことです。 子供たちが私たちを呼んでいます。 応えないという選択肢はありません。」フレッチャー・ハーパー、グリーンフェース理事長.

 

「子供たちには、化石燃料産業が島々にもたらす悪影響について、早い時期から関心を持って学んでもらい、この負の遺産となる地球規模の危機に対して、革新的で順応的に取り組んでくれることを願うばかりです。」ポーラ・レオ、バヌアツ出身のパシフィック・クライメート・ウォリアー

 

 

「グレタやFridays for Futureの若者たちがグローバル気候マーチへの支援を大人に呼びかけた時、我々はそれを、気候変動対策と将来性のある仕事を一緒に勝ち取ろうという、事業者団体や労働者組合などへの呼びかけに他ならないと受けとめました。 9月20日が、環境保護とより公平な社会を求める活動の転機となるように、我々も貢献したいと思っています。 事業者団体や労働組合が気候変動ムーブメントに積極的に関われるような創意工夫を、仲間たちに呼びかけています。」ヘルムート・ボーン、United Services Union、ドイツ.

 

 

さらに詳しい情報

 

350.orgはグローバル気候マーチの支援団体です。

世界各地のストライキ活動家や有力者からの賛同のメッセージ、インタビュー、背景情報をご希望の場合は、350.orgのリストをご利用ください。

また、世界の主要地には動画撮影者や写真家がおり、マスメディア向けに画像や動画をお届けしています。 (場所のリスト)

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