2020年4月24日
4月24日に日本政府にNDC(温室効果ガス削減目標)引き上げを求め、日本全国の若者が連携し「デジタル気候マーチ」を開催しました。
もともと世界各国で気候変動問題解決に向けての一斉アクションが行われる「グローバル気候マーチ」が予定されていました。しかしCOVID-19感染拡大防止のため、日本の若者は、全国の若者とオンラインで繋がり、安全と健康に配慮しながら多くの国民を巻き込み、SNS上で気候変動への対策を求める全国一斉オンラインアクションを決行しました。
Twitterトレンド入り
Twitter
2時間でツイート数6073件
Instagram
1時間後で1200件の写真投稿
温暖化にも危機感持って SNSで「デジタル気候マーチ」 全国から若者が発信
–毎日新聞
新型コロナに負けない!グレタさん行動呼びかけ―日本でも若者達が本日一斉アクション
–Yahooニュース(志葉玲)
温暖化問題訴え 街頭から在宅へ あすSNSで「グローバルマーチ」
–東京新聞
「#気候も危機」に6千件、SNSで気候マーチ
– alternas
「#気候も危機」4月24日にデジタル気候マーチ開催
–ハフポスト
「気候も危機」世界の若者、SNSで一斉に発信へ
– 朝日新聞
昨日4月24日に日本政府にNDC(温室効果ガス削減目標)引き上げを求め、日本全国の若者が連携し「デジタル気候マーチ」を開催しました。
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によると温度上昇を1.5℃に抑え、温暖化の壊滅的な被害を免れるには、世界全体で2030年までに温室効果ガス排出量を少なくとも45%削減しなければなりません。これを受け、削減目標の低い日本政府に対し、日本の若者はNGO、企業、投資家と共に政府に対し様々な形で声をあげてきました。それにも関わらず日本政府は3月30日に「2030年までの削減目標を26%に据え置く」と発表しました。
一方4月24日にはもともと世界各国で気候変動問題解決に向けての一斉アクションが行われる「グローバル気候マーチ」 が予定されていましたが、COVID-19感染拡大防止のため、日本も含め世界各地で計数百万人規模の参加が見込まれていた様々な街頭アクションが中止となりました。しかし、COVID-19と同じく、気候変動も私たちの生活と命を脅かす「危機」であり、対策は一刻を争います。一つの感染症でこれほど社会が揺さぶられる以上、気候危機で起こりうる異常気象や災害などの連鎖は、より恐ろしい健康被害や経済へのダメージを引き起こすことが考えられます。
そこで、日本の若者は、全国の若者とオンラインで繋がり、安全と健康に配慮しながら多くの国民を巻き込み、SNS上で気候変動への対策を求める全国一斉オンラインアクションを決行しました。
事前に様々な賛同団体の協力や独自のネットワークでアクションの情報を拡散し、同日17時に「#気候も危機」のハッシュタグをつけて気候危機に対する思いや日本の温室効果ガス削減目標に対する意見、メッセージの書かれたプラカードを持った写真がSNS上で一斉に発信されました。「#気候も危機」を使ったツイートストームは、開始2時間後の24日19時時点で合計ツイート数6073件に到達、目標としていた日本国内のトレンド入りを達成しました。Instagramでは、アクション開始1時間後の24日18時の時点で1200件を超える投稿が見られ、24時時点でも合計1757件の投稿が確認できました。
Fridays For Future Nagoya で活動する中村涼夏さんは「今回のアクションの目的は日本政府に対してパリ協定における国別温室効果ガス排出量削減目標(NDC)の引き上げを求めることでした。これで、多くの人の気候変動対策に対する思いを日本政府に示すことができたと思います。6000件を超えるツイートやSNSでの発信は、日本政府に対してより透明なプロセスのもとNDCの見直しを求める国民の多さを物語っていると言えます。」とコメントしました。
また、同日にはオンラインで気候変動に関する勉強会、懇親会、映画上映など様々な企画が実行されました。中でも、「デジタル気候マーチ全国中継」では、東北から九州まで21のFridays For Futureから60人のオーガナイザーが集結。それぞれの気候変動問題解決に向けた熱い想いとNDC引き上げの重要性を語り、その中継を300人を超える視聴者が見守りました。
この企画の担当をしていたFridays For Future Kyotoの清間笑奈さんは、「COVID-19の拡大によって街頭でのアクションができなかったのは悔しいですが、一方で遠く離れた人と繋がれるオンラインアクションだからこそ、普段はなかなか顔を合わせられない全国のメンバーで集結して熱い想いを語り、相互に刺激を与え合いました。全国の連携が深まりました。」と感想を述べています。
統一企画
個別企画
時間 | 企画 | 主催 |
---|---|---|
全日 | つなげ地球愛!お家アクションキャンペーン(4.24 Online Strike) | FFF Osaka |
全日 | グローバル気候マーチ 太宰府宣言 | FFF Dazaifu |
全日 | デジタルストライキ on Instagram | グローバル気候マーチ熊本 |
全日 | デジタルマーチ静岡 | FFF Shizuoka |
全日 | デジタル気候マーチ in金沢 | FFF Kanazawa |
全日 | 【映画】Signs from Nature 〜1日限定公開〜 | 350.org Japan |
全日 | ディジタルアクション | Fridays For Future Kobe |
17:00 | デジタル気候マーチ in Tokyo (モザイクアートチャレンジ!) | Fridays For Future Tokyo |
16:00-18:00 | FFF関東オープンミーティング(オンライン)) | FFF Tokyo, Saitama, Chiba, Yokosuka |
16:00-18:30 | FFF関東オープンミーティング | FFF Tokyo , Saitama, Chiba , Yokosuka |
16:00-18:30 | オンライン気候サミットin九州 | FFF 福岡、太宰府、長崎、大分、熊本、鹿児島 |
17:30-18:30 | FFF東北 オンライン交流会 | FFF Iwate, Yamagata, Sendai, Koriyama |
17:30-18:30 | FFF東海インスタライブ!〜環境について語ろう〜 | FFF Nagoya, Shizuoka |
18:00-18:30 | FFF関西オンラインイベント | FFF Kyoto, Kobe, Shiga, Osaka |
18:00-18:30 | FFF関西オンラインイベント | Fridays For Future Kyoto |
18:30-19:30 | デジタル気候マーチ全国中継 | 日本全国のFFF メンバー |
20:00-22:00 | ドローダウン・イニシアティブ:地球温暖化逆転のための100の方策ワークショップ | NPO法人セブン・ジェネレーションズ/NPO法人トランジション・ジャパン |
デジタル気候マーチ全国同時中継開催
デジタル気候マーチ開催にあたり、24日18時半から全国各地21箇所のFridays For Futureメンバーをzoomで繋ぎ60人弱のオーガナイザーが参加した全国中継を行いました。
今回の目的である、政府に対してパリ協定の国別排出量削減目標(NDC)の引き上げを求める理由の解説を全体で共有しました。石炭火力発電建設計画への訴訟、市長選での候補者インタビューなど各地域が取り組んでいるプロジェクトを紹介しました。その後、本当は路上で行うはずであったコールをオンラインで行い、全国各地のメンバーの思いは一つであることを今一度確認しました。COVID-19の拡大によって街頭でのアクションができなかったのは悔しいというコメントもありましたが、一方で遠く離れた人と繋がれるオンラインアクションだからこそ、全国の連携強化が促されました。(担当者 清間笑奈 )
デジタル気候マーチ in 金沢
Fridays For Future Kanazawaが企画。全国統一のハッシュタグ「#気候も危機」と共に、金沢独自のハッシュタグ「#未来は変えられる」をSNSで投稿するよう呼びかけました。(担当者 長谷川日奈 )
デジタル気候マーチ静岡
事前に写真募集フォームを作成し、気候変動に関するメッセージの書かれたプラカードを持っている写真を送ってもらい、ツイートストームでSNSで一斉投稿しました。自分のアカウントでは投稿しない人も巻き込み、127の写真を集め、投稿することができました。(担当者 神澤清)
つなげ地球愛、お家アクションキャンペーン in 大阪
Fridays For Future Osakaが企画。自分が取り組んだ「地球にやさしいお家アクション #StayHome 」を発信するよう、呼びかけました。結果11人が参加、職場で広めると言う人もおり、さらに多くの人にインパクトを与えたのと同時に、気候変動に取り組む個人個人が繋がる機会になりました。(担当者 小林誠道)
グローバル気候マーチ 大宰府宣言
Fridays For Future Dazaihu が気候変動と社会について声明文を発表しました。(担当者 高田陽平)
デジタルストライキ on Instagram
グローバル気候マーチ熊本が企画。白紙の紙を持っている写真を投稿してもらい、それらに文字を合成してメッセージを作成しました。(担当者 富永あゆみ)
映画Signs from Nature
350が気候変動を肌で体験している日本各地の人々について描いた映画「Signs from Nature」を一日限定で無料公開しました。再生回数は1000回を上回り、多くの方が気候変動について会話をするきっかけになれたのではないかと思っています。(担当者 荒尾日南子)
FFF関東オンラインミーティング
Fridays For Future Tokyo , Saitama, Chiba , Yokosukaが企画。関東のFridays For Futureとその活動に関心を持った、幅広い世代の人がZoom上で繋がり、バナーづくりなどのアクションをしました。17時には全員でツイートストームを行いました。(担当者 酒井功雄)
オンライン気候サミットin九州
Fridays For Future Fukuoka, Dazaifu, Nagasaki, Oita, Kagoshimaが企画。九州のFridays For FutureがZoom上で集まり、各地の活動の紹介、一斉ツイートやトレンド入りの様子を実況しました。また、鹿児島市役所環境局員をゲストに招いて、質疑応答をしました。Zoomの仮想背景に、プラカードを持った写真を敷き詰めた画像を使うなどオンラインならではの試みも行いました。(担当者 谷口凛太朗)
FFF関西オンラインイベント
Fridays For Future Kyoto, Kobe, Shiga, Osakaが企画。関西のFFFが集結し、グローバル気候マーチや「日本のNDCが不十分なのか」を説明しました。ツイートストームの呼びかけをするのと同時に、なぜ各地の活動や気候変動問題に関わるようになったきっかけを共有し、次のアクションに向けてつながりを深めるきっかけを作りました。(担当者 野々山千晴)
FFF東北オンラインイベント
Fridays For Future Iwate, Yamagata, Sendai, KoriyamaがZoom上で交流しました、自分がなぜ立ち上がったか、どんな活動をしているかなどを共有し、東北内部での結束を強める事ができました。今後は山形や郡山などとも連携を深めていきます。(担当者 時任晴央)
FFF東海~アクションへの一歩を踏み出そう!~
Fridays For Future NagoyaとShizuokaによって気候アクションへの第一歩を踏み出したい人を対象にInstagram live上で配信が行われました。Fridays For Future Nagoyaが愛知を中心に海洋プラスチックでできたアクセサリーを作成しているSobolonとコラボレーションした後、Fridays For Future Shizuokaが合流し、気候変動解決に向けて一歩をなかなか踏み出すことができない人のために、各メンバーが気候アクションのきっかけを共有しました。(担当者 牧野奈那子)
ドローダウン・イニシアティブ:地球温暖化逆転のための100の方策ワークショップ~
NPO法人セブン・ジェネレーションズとNPO法人トランジション・ジャパンの共催で「地球温暖化を逆転させる100の方策『プロジェクト・ドローダウン』」の概要を紹介するワークショップを、24日20時からオンラインで開催しました。Drawdown for Japaneseチームの2人のファシリテーターのもと、世界各国から30名を超える方が参加されました。
今回、グローバル気候マーチを通して、つながる仲間が増えて嬉しく思っています。ドローダウンのメッセージのひとつに「地球温暖化は戦う相手ではなく、地球から私たちへの大切なフィードバックである」というものがあります。参加者の方から「いま私たちに起こっていることも同じだ」というコメントがあり、本当に今は、私たちが意識を変え、生き方を変える大切な機会なのだと改めて感じています。これを機に、一層活動が広がり、世界が変容していくことを願ってやみません。
(担当者 関谷朱桜実)
広島では投稿の呼びかけと全国中継のライブ配信をしました。取材もしていただき、一人でも多くの方に気候危機について知っていただくきっかけになれば幸いです。今日くらいはコロナだけじゃなく気候危機にも目を向けてみよう!!広島はこれからも平和都市として頑張ります!!
FFF Nagoyaは今回初めてyouth ( U24 )での気候マーチとなりました!また、今回のマーチはオンラインということもあり、”繋がり”が1つのキーポイントになったと感じています。名古屋は静岡のFFFや社会人の方とコラボしInstagramでライブ配信を行いました。様々な地域や全国のメンバーと繋がれたことで、活動範囲や影響度が強まることを感じました。今後も全国の”繋がり”を大切にがんばっていきたいです。
FFF金沢にとって今回のデジタルマーチは初のイベントでした。FFF金沢では自分で投稿しにくい方に向けて画像を募集し、十数枚ほど画像が集まりました!イベントの告知が遅れてしまったり、FFF金沢オリジナルのハッシュタグを考案するのに苦戦したりと今回のマーチを通して課題も見えました。一方で、全国の仲間に助けられながらこのイベントを作り上げることができ、FFFJapanの繋がりの強さを感じました。これからはFFF金沢を盛り上げていくとともに、日本中の仲間と気候変動に立ち向かって行きたいと思います!
FFF関東では、東京、埼玉、千葉、横須賀の4つの都市が参加してオープンミーティングと題してイベントを開催しました。当イベントでは、各地域の活動紹介やメンバーのストーリーテリング、コールを参加者と行うなど2時間に及び濃い時間を過ごすことができました。あまり知れてない近隣地域の活動やメンバーの思いを聞くことができとても濃い時間を過ごせました。また、参加者からはメンバーの明るく楽しい様子を好印象に受け取ってもらい楽しさを共有できた良い時間でした。今後、今まで協力体制のなかった関東でもアクションを起こしていきたいと思いました。
オンライン気候サミットin九州、たくさんの方が参加して下さいました。初めての取り組みでしたが、ゲストの方やライブ配信を見てくださった方、写真アクションに協力してくださった方など、約300名でのアクションとなりました。本当にありがとうございました。これからもこの九州の熱い繋がりで、気候変動を発信しまくっていこうと思います。
fffchibaが結成して2ヶ月、様々な地域と協力して、デジタル気候マーチを成功できて本当によかったです。千葉としては、fff関東オープンミーティングに参加し、ほかの地域や一般の方と交流ができて刺激になりました!
fffchibaは高校生が多いので、高校生でできるアクションをこれから頑張りたいです!気候の危機はどうにかできる!まだまだ頑張ります。
FFFOsakaの企画を担当しました。初めてのオンライン企画ということで、自宅や職場でできることにチャレンジしてもらおうと思い、アンケートフォームで回答できるよう工夫しました。孤独な戦いになりましたが、同時に一人一人がアクションを行うことの大切さを感じました。またオンライン中継では、たくさんの仲間と繋がることができました。これからも地球規模の気候危機に大阪や日本が立ち向かう為の方策を考え、活動を進めていきたいです。
FFF太宰府も初めての気候マーチとなりました。最初は、4/5にマーチが目前に迫る中、1人でスタートし、どういう仕組みなのかも分からない中でしたが、FFFJapanの皆さんと出会い、多くのことを教えていただきとても心強かったです。また、自分以外にも多くの人が熱心に温暖化対策を求めて活動されている方が沢山いることを知り、いい刺激になり、自分も頑張らないといけないなと思いました。イベント企画も様々な方に見ていただき、ありがとうございました。まだまだ、これからですが高校生5人で活動していこうと思います!
FFF信州は立ち上げて5日後の気候マーチとなり、あまり大きなことはできませんでした。いろいろと分からないことだらけであまり皆さんのお力にはなれなかったのですが、ミーティングや全国中継に参加してFFFの一員としてこのマーチに参加できたことをとても嬉しく思います。まだ世の中はコロナウイルスで混乱状態にありますが、気候変動による危機も忘れてはならないことなので、こういった活動は本当に意義があることだと感じます。今回のマーチで、FFFの団結力を知ることができました。全国の仲間に刺激をもらいながら、私も様々な活動でFFFを盛り立てていきたいと思います!
FFF埼玉では今回のデジタル気候マーチで、埼玉統一ハッシュタグ(#未来のためのコバトンバトンを)の投稿呼びかけと県の温暖化影響、対策などをまとめ動画にて発信するアクションを行いました。ターゲットの一つである県内の気候変動に関心のある方々からは良い反応がみられましたが、分とは言えない数でした。県での認知度をあげ、多くの人々へ声が届くよう、県の政策への働きかけとともに市民団体とのつながりも強めネットワークの拡大にも努めていこうと思いました。今回のマーチではSNSを駆使しただけにフォロワーが一気に増えるなどのメリットはありました。埼玉として初めてのマーチでしたが、初めてにしては成功だと思います。
FFFKyotoは関西地域オンラインイベントを開催しました。関西地域は京都、大阪、神戸、滋賀、奈良でFFFが結成されていますが、今回は京都、大阪、神戸、滋賀の4地域での開催になりました。実はこれまで一度も関西地域全体でのFFFの関わりが無く、さらにオンラインでの開催ということもあって当日まで不安もありましたが、イベントは無事成功させることが出来てよかったです。約40名の方に視聴していただけました。他の地域の活動から刺激を受けることが多く、オンラインに移行することで失われたものもあれば今回のように得られたものもあるんだなということを実感しました。人は目の前にあるカードを使って勝負することしか出来ないので、今後も身の回りの環境を最大限に活かして活動していきたいなと思いました
関西圏のFFFは京都、大阪、神戸、奈良、滋賀の5つがありますが、今回のオンラインイベントでは4つのFFFが参加してくれました。各地のメンバーがなぜ活動を始めたのか、どのような活動を行っているのか、参考になる話が多く、とても楽しい時間になりました。これまで、関西圏でまとまったイベントを行うことはありませんでしたが、これからは連携して企画を進めて行こうと考えています。できるだけ早く、活動をオフラインに戻せるように、今できることを協力して頑張っていきたいと思います。
FFF東北では初のオンライン交流会を行い、FFF岩手、仙台が参加しました。自分がなぜ立ち上がったか、どんな活動をしているかなどを共有し、東北内部での結束を強める事ができました。今後は山形や郡山などとも連携を深めていきたいとおもいます。まだ東北のFFFは人数が少ないですが、これからもっと人数を増やして盛り上げていきます。昨今は新型コロナウイルスにより混乱や騒動が起きていますが、気候危機に直面した暁にはそれを遥かに上回る混乱や騒動が生じます。私たちの任務はそんな悲しい世の中ではなく、気候変動に脅かされることのない世界を創る事だと思っています。
今回のデジタル気候マーチは、2月に学生気候サミットが開催されて、全国の繫がりが出来てから初めてのアクションでした。
今コロナウイルスが危機として降りかかっていますが、その中で、本当にたくさんの人が、アクションをしているのをリアルタイムで見ることができてとても嬉しかったです。
みんな、想いを持っているのは同じだから、その想いを形にするデザインをし、届けるのが私たちFridays For Futureの役割だと思います。
全国中継の企画を担当しました。参加地域は東北から九州までの21地域でした。オンラインで全国のFFFメンバーをつなぐというのは初の試みで、参加人数も60人前後と多かったため、ちゃんと形になるか、盛り上がるか等、不安な部分もありましたが、FFFのみんなはオフラインじゃないからと言ってマーチができなくなるようなメンバーではありませんでした。むしろ、普段はなかなか顔を合わせられない全国のメンバーが集結して熱い想いを語り、相互に刺激を与え合いました。ライブ配信では約350名弱の方に見ていただき、コールでは私たちの熱気が画面越しに伝わったのではと思います。また、今回のマーチの目的である、NDCの引き上げなど日本の気候変動対策の状況も多くの方に伝えることができたので良かったです。
今回も素晴らしいグローバル気候マーチとなりましたが、今後は私たちの行動にかかっています。 気候マーチをたった1度開催するだけでは変化を起こすことはできません。1週間たったら普段通りの生活に戻るのでは、マーチの効力は薄れてしまいます。
あなたの守りたい人、次の世代に残したいもののために、世界中の皆と一緒に声を上げませんか?